音沙汰なしだったホンダのeVTOLがドバイエアショーに出展されたようです

https://www.youtube.com/watch?v=D3Snilk1_74


この動画は、FutureFlightによるホンダのeVTOL(電動垂直離着陸機)開発に関するインタビュー映像です。ドバイ・エアショーにて、開発責任者が進捗状況や今後の計画について語っています。


**1. 開発状況とフルスケール機の計画**

* **ステルスモードからの脱却:** 2021年の発表以来、水面下で開発を進めてきましたが、技術検証に自信が持てたため進捗を公開しました。

* **1/3スケールでの検証:** カリフォルニアで400回以上の飛行試験を実施し、飛行制御や空気力学のモデル検証を行いました。

* **フルスケール試作機:** 現在製造中で、2025年末までに完成予定です。**2026年3月初旬**には、初飛行試験(無人のリモート操作)を行う計画です。 [[04:02](http://www.youtube.com/watch?v=D3Snilk1_74&t=242)]


**2. 機体の特徴と技術戦略**

* **ハイブリッド方式の採用:** 他社が後からハイブリッド化を検討する中、ホンダは当初からガスタービン・ハイブリッドを採用しています。これは現在のバッテリー技術の限界を考慮した現実的な解であり、長距離飛行を可能にするためです。将来的には完全電動化も視野に入れています。 [[06:35](http://www.youtube.com/watch?v=D3Snilk1_74&t=395)]

* **HondaJetの知見:** 航空機事業(HondaJet)で培った型式証明(安全性認証)や冗長性設計のノウハウを、初期の研究段階から活用しています。


**3. 今後の目標と課題**

* **実用化の時期:** **2030年代初頭**の型式証明取得とサービス開始を目指しています。 [[05:59](http://www.youtube.com/watch?v=D3Snilk1_74&t=359)]

* **主な課題:** ハイブリッドシステムを搭載した航空機の型式証明はFAA(米連邦航空局)にとっても前例が少ないため、基準作りを含めた当局との連携が重要なステップとなります。


ホンダ技術研究所

https://global.honda/jp/RandD/activity/das2025/


ホンダ先進技術研究所のno+e

https://note.com/hgrx/n/n4377a785251b



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