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7月, 2014の投稿を表示しています

エンジンを語らずして・・

自動車の評論でエンジンについて触れない、なんてことは絶対にないですよね? 外車なんかだと、「このストレートシックスのシルキーさは国産車では絶対真似の出来ないところ」なんて慣用句が直ぐに思い出されます。(絶滅危惧種らしいですが、ストレートシックス) ところが、車でのエンジンに相当する部分について、全く触れずに商業ベースの評論が成立しちゃってる工業製品があるんですよね。 車で言えば、総合的な「使い勝手」や「乗り心地」の評論に終始して、僅かに新規性のある「補機類」について、ちょこっと触れるだけみたいなのが。 なんの話かというと、「ネットワークプレーヤー」の評論。 「LAN 接続だけでなく、USB 接続や AirPlay にも対応」、「主要なファイル形式に対応」といった「使い勝手」については、多くの行が割かれてる。 それから、「乗り心地」=「音質」についても、主に同じメーカーの従来機と比較して、詳しく語られるんだけど・・・ 「エンジン」に相当する「CPU」やミッション?な「メモリー」についての評論って読んだことがないんですよね。 評論家の皆さんは、ネットワークプレーヤーにおいて「CPU」や「メモリー」が音質に大きな影響を与えることはなく、言及する必要なし、と考えてるのかしらん。(スペックが低い方が良い位は言及してるみたいやけど) しかし、「Linux オーディオ」の分野では、「CPU」の動作周波数やコア数、搭載「メモリー容量」が音質に影響を与えることが、既に常識ですよね。 ド素人ながら、自分としても色々なサイトの記事を読むにつけ、「CPU」の動作周波数、コア数、搭載メモリー容量が音質、音色に大きな影響を与えているように思えます。 と、いうか、これらの数値からある程度、音質、音色を予想することすら可能なんじゃないかと。(ボードの構成も影響するみたい) どうもネットワーク(PC)オーディオの分野では、プロの評論家よりも、先端のアマチュアの方が数歩先を行ってような・・・。 評論家の皆さんの中には、確かな耳を持って音質評価が的確な上、文章も面白く、自分もファンな人が何人かいるのは確か。 がしかし、今後はコンピュータテクノロジーに深い造詣を持ち、音質とコンピュータテクノロジーを関連づけて解説できる人が出てこないと、評論界としてダ...

NANO-NP1

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最近心の琴線に触れたオーディオ機器として、SONY の「NAP-S1」を取り上げましたが、実はもう一台気になるオーディオ機器があります。 それは何かというと、Olasonic の NANOCOMPO シリーズのひとつ、「NANO-NP1」です。 メーカーの(株)東和電子では、「世界最小のネットワークオーディオプレーヤー」を謳っていますが、アナログ出力が無いので、「世界最小のネットワークオーディオトランスポート」の方が内容に合っている気がします。 何が気に入ったって、その大きさ(小ささ)と構造。 CD 3枚分の大きさで、「アルミダイキャスト製シームレス構造による高剛性シャーシーを採用」 とかく本格的なオーディオ機器は場所を取って、家人の不興を買うものですが、この大きさなら、シリーズのセパレートアンプ、CD トランスポートと2段2列で並べても、リビングに「さり気なく」置くことができそうです。 そして、アルミのシャーシ。普通この価格帯だと、ペナペナのアルミ板とプラスティックでできた筐体が普通なのですが、写真で見ても(というより、辺境に住んでいるので実物を見る機会がない)しっかり感が伝わってきます。 インシュレーターというか、「足」がちょっと弱い感じもしますが、大きさからして許容範囲でしょう。 音質も聴いた訳じゃないですが、「純粋なデジタル機器」なので、余程ヘタな設計でもしない限り、一定のレベルは間違いなく確保出来ているハズです。 ド素人の推測ですが、ソフトも「MPD類似」のものが使われているのではないでしょうか。 もしそうなら、この手のコンポとしては十分な音質です。 実際、オーディオ各誌の賞も受賞しているみたいだし、実力は十分でしょう。あくまでもリビングオーディオのシステムなのですから。 あ〜、もし今自分がオーディオのセカンドシステムを買わないといけないなら、このシリーズをフルセットで速攻買うのに。 実際は、セカンドどころか、フォースシステムまで持ってて、「壊れるまで買い換えは絶対しない (PC オーディオ除く)と心に決めているのですが。金もないし。←何度も書くな なにはともあれ、こんな魅了的なシリーズが世に出たことで、廃れきったオーディオが、チロッとでも息を吹き返してくれれば、オーディオファンとして嬉しい限りで...

乙嫁語り: 作画

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「エマ」の時からファンなので、衝動的にページ作りました。 エンターブレインで「乙嫁語り」を連載している森薫先生の作画風景。 ひたすら見るなり。 何が先生をこの細密な作画に走らせるのか?西○理○子先生みたいな画風もありな中で。 原画はもう文化遺産ですね。文化庁さん、よろ。

Juice=Juice

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陰ながら応援しているアイドルグループの、新曲プロモーションビデオが YouTube にアップされていたので記念にページ作りました。 2013年4月にインディーズデビュー。そして9月にはメージャーデビューを果たしている「ハロプロ」の末娘にあたる「Juice=Juice」です。 ”私服風”のステージ衣装で彼女たちが歌って踊る、インディーズデビューシングル「私が言う前に抱きしめなきゃね"」のプロモビデオを見たときは、久しぶりにアイドルに「キタコレ」と思いましたよ。 なんつうか、初々しい、これですよ。一瞬で箱推しになっちゃいましたよ。 なのになんで未だに影ながら応援しているかというと、、、 話は単純で彼女たちの「売り上げ」に全く貢献していないから。(^^;;;;;;;;(大汗) 超ど田舎に住んでいるから握手会なんて、「何それ食えるの?」ってくらい縁遠いし。 ならせめて CD 買え。 ファンなら当たり前ですよねぇ。 しかーし、わてくし、CDは、オーディオ的に聴くに値するクオリティがないと買わないのですよ。これ男の矜持。譲れない。(実は例外が2枚有るのだが内緒。・・って、ちょっと前にブログに書いてるし) なので、陰ながら(^^; 他のアイドルのことを全くと言って良いほど知らないため、比較はできないけど、彼女たちの一生懸命さにじーんと来ます。 今のアイドル、踊れないとダメだから、歌が二の次、になっちゃうのかなぁ。 PV 見たら癒されるけどね。 それとも、昔の聖子ちゃんとかが、例外的に歌が上手だっただけなんだろうか。 彼女たちも、レッスンはしっかり受けているみたいだし、歌唱力を買われてメンバーに加わった子もいるようだから、2,3年したら CD 買う気になるくらい歌唱力がアップするかも。 しかし、アイドルに2,3年はあまりに長い時間か? ちなみに、インディーズデビュー時6名で、メジャーデビューの時が5名なのは大人の事情。らしい。・・・・つかぽん(T-T)

NAP-S1

最近、自作系PCオーディオマニアの皆さんの間で流行っているキーワードがあるようです。  それは ”I2S”。IC間でデジタル音声データをシリアル転送するための規格だそうです。オーディオ的には例えば DAC の内部で音楽信号とクロック信号を伝送するのに使われているようです。 その規格を BeagleBone Black などの MPD で使われる小型コンピューターと DDC の間で使うことが流行っているようなのです。 何故これがハード自作派の皆さんの間で流行っているかというと、USB は音楽信号を流すにはムチャクチャ条件が悪くて、諸悪の根源であるジッターが増えまくりだからみたいです。 ちなみに DDC と DAC を繋ぐ S/PDIF もジッター的にはよろしくないそうな。 そりゃそうでしょうね、私なんか左右の信号を1本のケーブルに流して問題ないのか?なんて思ったことありますもん。混ざらないのかと。 何れにしても技術的に難しいことで、半田鏝も満足に握れない私には縁遠い話です。 しかし、思ったですよ私。USB も S/PDIF も使っていないオーディオ機器があるじゃんって。しかもラインケーブルも使っていない。 なのにちゃんとしたハイレゾなネットワークオーディオ機器。 ネットワークオーディオなので、イーサネットケーブルは使ってます。 それからスピーカーケーブルも。流石にここを無線にしたら音悪いし。 それは何かというと、SONY の「NAP-S1」。 クラフト派の皆さんがやろうとしていることを実現しているのではないでしょうか? しかもこいつはフルデジタルアンプ。アナログ信号を扱うのは最終段のローパスフィルターのみ。デジタルオーディオの極みです。(フルデジタルの弱みは一応理解しているつもり) 前回書いたように、オーディオで良い音を得るのに、実はそれほどお金が掛かる訳じゃないのが真実。それをハイエンドな高額機器に仕立てるのがプロのお仕事。 NAP-S1 には、逆の意味でプロの「お仕事」が施されているかも。音質をそこそこに押さえることを目的とした。 その「お仕事」を見つけて取り除けば、本来音が悪くなる理由がない機器。目の覚めるよな高音質が実現するはずです。 どなたか捜してみませんが?その「お仕事」。 ネタ的...

オーディオ伝説

オーディオ界に、数年前のことなのに既に伝説として語られている人物がいます。 彼に関する、ネットの情報を拾い集めてみると、、、 2011年頃、海外のオーディオフォーラムに「NwAvGuy(Northwest Audio & Video Guy)」と名乗る人物が現れました。 彼は、高い技術力基づく的確な機器評価と、自ら開発した安価なオーディオ機器が人気を呼び、多くのファンを集めました。 2011年2月に開設された彼のブログでは、多様な音響機器の性能評価を行い、特に安価なポータブルオーディオやデスクトップオーディオ等、コストやサイズに制約がある機器について、「客観的な測定結果と、主観的なリスニングの感想を結びつける」性能評価を行いました。    彼は、音響機器を適切に評価する唯一の方法は『定量的ブラインドテスト』であると主張しました。 ブログでも数値的検証に基づく評価を実施し、高い評価を得ている高価な機器が、実は安価なそれよりも性能が低いことを明らかにし、業界に波紋を投げかけました。 また彼は、既存の機器の評価に留まらず、自らもオーディオ機器を開発しました。 それが、設計を全てオープンソース化したヘッドフォンアンプ「Objective 2(O2)」です。 「小型のイヤフォンを用に設計されたポータブルオーディオ機器でヘッドフォンを使っている人のため」に作られたヘッドフォンアンプは、 1万円程度の予算とは思えない高音質で評判を呼び、一気に広がりました。  そんな彼が、あるとき理由もなく消息を絶ちました。 彼が消息を絶ってから困ったことが発生しました。彼はヘッドフォンアンプの設計変更を一切認めていなかったのですが、部品メーカーが倒産し、どうしても他社の部品を使うという設計変更が必要になったのです。 結局、基盤の穴を大きくするだけなので、設計変更には当たらないと言う解釈のもとに製造が継続されることになりました。 彼は、一流の電子機器メーカーの社員で、趣味で「NwAvGuy氏」の活動を行ったとも言われていますが、真実は闇の中です。 後に残ったのは、安くて音の良いヘッドフォンアンプと DAC 。 そして、「良い音を得るにそれほど金は掛からない」という真実・・ いや、買う人が納得してれば良いの...