Redmi Note 9SにLineageOSをインストール(まとめ)

うまくいったのでまとめます。

自分的に便利。


(注意)自分用の備忘録としてこのページを作成していますが、間違っている可能性があるので、信用しないでください。公式ページに詳細なガイダンスがあります。

※LineageOS 20 をインストールするためには、Redmi Note S9 がAndroid12でなければならないようなので、事前にアップグレード or ダウングレードする。

I. Windows 11 PCにADB(Android Debug Bridge)実行環境をつくる

  1. Androidの開発者向けサイトで、「SDK Platform-Tools for Windowsをダウンロード」をクリック。
  2. 利用規約への同意が求められるので同意してダウンロードする。
  3. ダウンロードした「zip」ファイルを「すべて展開」する。
  4. 展開してできたフォルダ(platform-tools)をCドライブ直下に移動する。(どこに置いても良いが、直下が便利)
  5. 「platform-tools」フォルダを開く。
  6. エクスプローラーのアドレスバーを右クリックして「アドレスをテキストとしてコピー」する。
  7. スタートボタンを右クリックして「システム」をクリック。
  8. 「システムの詳細設定」をクリック。
  9. 「環境変数」クリック。
  10. 「システム環境変数」の「path」をクリックして青くなったら「編集」をクリック。
  11. 「新規」をクリック。
  12. 先ほどコピーした「Platform-tools」のアドレスをペーストする。
  13. 「OK」をクリックして終了。
  14. PCを再起動する。
  15. スタートボタンの検索バーで「コマンドプロンプト」を検索して起動する。
  16. コマンドプロンプトに「adb」と入力する。
  17. 「Andoroid Debug Bridge Version ....」と表示されたら成功。

II. Redmi Note S9の「開発者向けオプション」を有効にして「USBデバッグ」を有効にする

  1. XiaomiのウェブサイトでMiアカウントを作成する。
  2. Miアカウントに電話番号を付加する。
  3. Note 9Sの電源をOFFにする。(念のため)
  4. Note 9SにSIMを挿入する。
  5. Note 9Sの電源をONにする。
  6. 「設定」をタップ。
  7. 「デバイス情報」をタップ。
  8. 「MIUIバージョン」を連続タップ(連打)。
  9. 「これでデベロッパーになりました!」と表示される。
  10. 設定内の「追加設定」をタップ。
  11. 追加設定内に「開発者向けオプション」が表示されるのでタップする。
  12. 開発者向けオプションの項目「Miアンロック状態」をタップして、指示に従いNote 9SをMiアカウントにリンクする。
  13. 開発者向けオプションの項目「USBデバッグ」を有効にする。
  14. 開発者向けオプションの項目「OEMロック解除」を有効にする。

※「OEMロック解除」についてはLineageOSの公式には記載がないが、必要と書いているサイトがあったので追加している。

Ⅲ. Xiaomi提供のUSBドライバをPCにインストール&Xiaomi提供アプリを使ってRedmi Note 9Sのブートローダーをアンロック

  1. Windows PCで「Mi Unlock app」をダウンロードする。
  2. ダウンロードした「zip」ファイルを解凍する。
  3. 解凍してできたフォルダを適当な場所に移動する。(ダウンロードフォルダに置いたままでも問題なさそう?)
  4. 上記フォルダを開いて「driver_install_64.exe」を実行する。
  5. 「miflash_unlock.exe」を実行する。
  6. Miアカウント&パスワードを入力する。
  7. Note 9Sの電源を切り、「Volume Down+Power」を押して「FASTBOOT」で起動する。
  8. PCとNote 9SをUSBで接続する。
  9. 「Unlock」ボタンを押す。(待機期間が表示されるので、経過後(10)に進む)
  10. 「Unlock」が成功したらスマホが再起動する。
  11. 再起動したNote 9Sはリセットされているので、もう一度「開発者向けオプション」の「USBデバッグ」を有効にする。

※「miflash_unlock.exe」を実行すると、新しいバージョンをダウンロードするか聞かれることがある。その場合は新しいバージョンをダウンロードして(2)からやり直す。

Ⅳ. カスタムリカバリーのインストール

  1. PCで、最新(Latest)の「LineageOS installation package(lineage-xx-xxx-nightly-miatoll-signed.zip)」と「recovery.img」をこちらからダウンロードする。
  2. 「Google Play ストア」をインストールしたい場合は、こちらから「Mobile/LineageOS 20/MindTheGapps/ARM64」をダウンロードする。
  3. ダウンロードした3つのファイルを「platform-tools」のフォルダに移動する。
  4. 「platform-tools」のフォルダを開く。
  5. 「platform-tools」フォルダ内の空白部分を右クリック>「ターミナルで開く」を選択。
  6. 電源を切ったNote 9SをUSBでPCに繋ぎ、「Volume Down+Power」を「FASTBOOT」の文字が表示されるまで押し続ける。
  7. ターミナルに「fastboot devices」と入力し、PCがNote 9Sを認識しているか、確認する。
  8. ターミナルに「fastboot flash recovery recovery.img」と入力してリカバリーをNote 9Sにインストールする。
  9. インストールが終わったら、「Volume Up+Power」を押し続けてNote 9Sを再起動。「Mi」と表示されたら「Power」を放し、「RECOVERY」が表示されるまで「Volume Up」を押し続ける。

 Ⅴ. 「RECOVERY」を使ってLineageOSをインストール

※RECOVERYではVolume UP&Downがメニュー選択、Powerが決定!
  1. Note 9Sの画面に「RECOVERY」が表示されたら「 Factory Reset」を選択し、次に「Format data / Factory reset」を選択してフォーマットプロセスを続行する。これで暗号化が解除され、内部ストレージに保存されているすべてのファイルが削除される。
  2. メインメニューに戻る。
  3. Note 9Sで 「Apply Update」、「Apply from ADB 」の順に選択。
  4. PCのターミナルで、"adb sideload lineage-xx-xxx-nightly-miatoll-signed.zip"とタイプ(ファイル名はコピペ)し、パッケージのサイドロード(インストール)を開始する。
  5. 同様の手順で「Google Apps」のパッケージもサイドロードする。
  6. すべてのインストールが成功したら、Note 9Sの画面が 「Apply from ADB」に戻るので、画面左上の「戻る矢印」を選択し、「Reboot system now 」を選択、再起動する。
※処理が成功しても出力が47%で止まり、"adb: failed to read command: Success."と表示されることがあるが問題ない。場合によっては、" adb: failed to read command: No error"または、" adb: failed to read command: Undefined error: 0"と表示されるが、これも問題ない。

以上で作業は終了。無事起動しました。


なお、このままでは日本語入力ができないので、Googleプレイストアから「Gboard」をインストールしました。


使った印象は、MIUI 14(Android 12)よりも多少軽い?程度ですが、プリインストールのアプリが少ないのがいいです。

root化しているので、セキュリティ的にメインのスマホとして使うのは躊躇しますが、SIMを入れずにSNSや音楽再生用として使う分には申し分ないです。

※カメラアプリはMIUI付属のアプリのように機種最適化されていないので、「まぁ使える」レベルです。また、顔認証はできません。この点注意されたし。

調べたらカスタムROMのブームは2年くらい前に終わってるみたいですね(^^;)
最近は情報が少ないです。


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