いきものがかり
YAHOO!知恵袋にこんな質問がされています。
>いきものがかりのCDはどうして音質が悪いのでしょうか?
>娘の卒業式で、吹奏楽部が演奏した曲にえらく感動。それは、いきものがかりの「YELL」でした。
>さっそく、アルバム「いきものばかり」を購入したのですが、その録音の質の低さにがく然としました。
>・・・・・・・・・・
ちなみに投稿した人は、名の通った海外メーカーの製品で組み上げたオーディオシステムで音楽を聴いている人です。
いきものがかりは自分が好きなグループで、アルバム何枚も持ってるんですが、確かに音悪いですね。(^^;
ひとことで言うとナローで歪みっぽい「カセットライク」な音です。
Audacity で波形を見てみましょう。
赤いところはクリッピング(しかけ)の部分。
だけどこの音、コンプのかけ過ぎが原因じゃない希ガス。 ( ̄  ̄;) うーん
ヴォーカルにディストーション?あえて音質を悪くしているとしか思えません。
ちょっと別の音源をチェックしてみます。音圧競争最真っ只中のアニソンから、ClariS の irony です。
全滅に近いですね。ほぼ全域クリップ(しかけ)。けど不思議と聴けちゃうんですよね。打ち込みでヴォーカルにもたっぷりとエフェクトかけてるから「これが原音」みたいな。
もともとサウンドステージの存在しない打ち込み系の楽曲では、ぎりぎりまで音圧を上げても、それだけなら聴けなくはないようです。
やはりいきものがかりの場合は、意図して「カセットライク」にしているように思えます。
そういえば、今若い人にカセットテープが流行っているとか。「カセットライク」にすることで、「疑似ノスタルジー」感を演出してるのかしらん。
しかし「いき」も「クラ」も自分のシステムで長時間聴いてると疲れる音なのは同じ。
これはやはり、音圧の上げすぎが原因だと思われます。
音が耳に張り付いてくるんですよね。べたーっと。
両方とも好きな曲なんですけどね〜(アリス卒業悲しス。)
ところで、優秀録音といわれている曲はどんな感じかな。
ポピュラー系でオーディオマニアのリファレンスになってる Jennifer Warnes の The Hunter から Rock You Gently です。
ダイナミックレンジがしっかり確保されているからでしょうか、音にゆったりとした余裕が感じられます。棘がキッチリ立ってるので、歪み感も皆無。大音量で聴いても「寝ちゃう」心地よさ。
こういう音づくりしてくれたら、CD 買う機会増えると思うんだけどな〜
ちなみに洋楽でも、自分のシステムで聴くとちょっと辛い曲があります。例えば、これも楽曲的には好きなんだけど、
Taylor Swift の Tim McGraw です。赤い部分はないけど、早めにピークを潰してます。
多分そのためとイコライジングが自分好みじゃないため、大きめの音量だと後半になると聴くのがきつくなってきます。なのでこの曲はかなり小音量で聴いてます。
ミキサーをやっている人のブログで、「音圧競争は既に終わっている」みたいなことを読んだことがありますが、自分的にはまだ高すぎな曲が多いような気がします。
結局ポピュラー系の楽曲は(安価な)イヤホンで聴くことを前提に音づくりがされているんでしょうね。だからスピーカーで聴くのはちょっと辛い音になっている。
それなりのスピーカーで音楽聴いてる人間なんて絶滅危惧種なんだろな〜。(−−;
つづく
>いきものがかりのCDはどうして音質が悪いのでしょうか?
>娘の卒業式で、吹奏楽部が演奏した曲にえらく感動。それは、いきものがかりの「YELL」でした。
>さっそく、アルバム「いきものばかり」を購入したのですが、その録音の質の低さにがく然としました。
>・・・・・・・・・・
ちなみに投稿した人は、名の通った海外メーカーの製品で組み上げたオーディオシステムで音楽を聴いている人です。
いきものがかりは自分が好きなグループで、アルバム何枚も持ってるんですが、確かに音悪いですね。(^^;
ひとことで言うとナローで歪みっぽい「カセットライク」な音です。
Audacity で波形を見てみましょう。
赤いところはクリッピング(しかけ)の部分。
だけどこの音、コンプのかけ過ぎが原因じゃない希ガス。 ( ̄  ̄;) うーん
ヴォーカルにディストーション?あえて音質を悪くしているとしか思えません。
ちょっと別の音源をチェックしてみます。音圧競争最真っ只中のアニソンから、ClariS の irony です。
もともとサウンドステージの存在しない打ち込み系の楽曲では、ぎりぎりまで音圧を上げても、それだけなら聴けなくはないようです。
やはりいきものがかりの場合は、意図して「カセットライク」にしているように思えます。
そういえば、今若い人にカセットテープが流行っているとか。「カセットライク」にすることで、「疑似ノスタルジー」感を演出してるのかしらん。
しかし「いき」も「クラ」も自分のシステムで長時間聴いてると疲れる音なのは同じ。
これはやはり、音圧の上げすぎが原因だと思われます。
音が耳に張り付いてくるんですよね。べたーっと。
両方とも好きな曲なんですけどね〜(アリス卒業悲しス。)
ところで、優秀録音といわれている曲はどんな感じかな。
ポピュラー系でオーディオマニアのリファレンスになってる Jennifer Warnes の The Hunter から Rock You Gently です。
ダイナミックレンジがしっかり確保されているからでしょうか、音にゆったりとした余裕が感じられます。棘がキッチリ立ってるので、歪み感も皆無。大音量で聴いても「寝ちゃう」心地よさ。
こういう音づくりしてくれたら、CD 買う機会増えると思うんだけどな〜
ちなみに洋楽でも、自分のシステムで聴くとちょっと辛い曲があります。例えば、これも楽曲的には好きなんだけど、
Taylor Swift の Tim McGraw です。赤い部分はないけど、早めにピークを潰してます。
多分そのためとイコライジングが自分好みじゃないため、大きめの音量だと後半になると聴くのがきつくなってきます。なのでこの曲はかなり小音量で聴いてます。
ミキサーをやっている人のブログで、「音圧競争は既に終わっている」みたいなことを読んだことがありますが、自分的にはまだ高すぎな曲が多いような気がします。
結局ポピュラー系の楽曲は(安価な)イヤホンで聴くことを前提に音づくりがされているんでしょうね。だからスピーカーで聴くのはちょっと辛い音になっている。
それなりのスピーカーで音楽聴いてる人間なんて絶滅危惧種なんだろな〜。(−−;
つづく