Raspberry Pi 2 Bにvolumioをインストール

ん年振りにオーディオ熱が再燃した友人のために"Raspberry Pi 2 B"にvolumioをインストールして音楽プレーヤーにしたので、その手順をメモ。
※"Windows 7"で作業しているので、"8.1"や"10"では表示がかなり違ってくるのですが、作業手順の「勘所」は掴めると思います(^^;;)(今使っている2台のMacのBootCampがWindows 10に対応してないんですよね^^;)

準備するハードウエア
・Raspberry Pi 2 B
・DAC(ここでは、LINUXCOMの"RBD-02+ HG")
・無線LAN子機 (USBアダプター型)
・USB ACアダプター(2A供給できるもの)&  USB-MicroUSBケーブル
・RCAケーブル
・USB HDD
・LANケーブルとRaspberry Pi 2 Bが接続でる有線LAN環境
・ケースとパーツ(なくてもOK)
※DACは、
"USB Audio Class 2.0"に対応したUSB DAC(他にも対応しているものあり)
Hifiberry , Hifiberry+ , Hifiberry Digi , Hifiberry Amp , IQaudO DAC , IQaudiO DAC Plus , RPi-DAC
などのI2S DACが利用可能です。

ハードの組み立て
Raspberry Pi 2 Bに接続するDACですが、LINUXCOMの"RBD-02+ HG"を使用しています。基盤に部品が実装済みなので、電子工作の知識がなくても安心して購入できます。
LINUXCOMでは、専用ケースの3Dデータも公開していて、3DプリントしたものをDMM.COMのクリエーターズマーケットで購入することができます。組み込みには別途ネジとスペーサーが必要ですが、「ヒロスギネット」で購入できます。型番はネジが「N2606」&「N2608」、スペーサーが「AR2611」です。

Win32 Disk Imagerをダウンロード&インストール
01.microSDにディスクイメージを書き込むためのソフト、"Win32 Disk Imagerの日本語情報トップページ"から、最新版"exe"ファイルをクリック(本家からでも、もちろんオッケー)
02.以下のダイアログボックスが表示されるので、「ファイルを保存」をクリックしてダウンロード
03.「ダウンロード」フォルダーに保存された"Win32DiskImager-x.x.x"というファイルをダブルクリック
04.「発行元を確認できませんでした。このソフトウエアを実行しますか?」と聞かれるので、「実行」をクリック("Win 10"等では警告文が違います)
05.セットアップウイザードが開くので"Next"をクリック
06."I accept the agreement"を選択して"Next"をクリック
07.インストール先を聞かれるので、デフォルトでよければ "Next"をクリック
08.デスクトップにアイコンを作るかどうか聞かれるので、必要ならラジオボタンをクリックし、必要なければそのまま"Next"をクリックする
09.「インストールの準備ができた」と表示されるので、"Install"をクリック
10.「セットアップが完了した」と表示されるので"Finish"をクリック
11."README"が表示されるので閉じる
12.以下のようなメッセージが表示される場合があるが、"OK"をクリックする

volumioをダウンロード
01.ブラウザで"https://volumio.org"を開く
02.ページ右上の"DOWNLOAD"をクリック
03."RASPBERRY PI"をクリック=>"DOWNLOAD"をクリック

ダウンロードしたファイルを展開
01.ダウンロードしたファイルを右クリックして「すべて展開」をクリックし、表示された右クリックメニュー(コンテクストメニュー)から「すべて展開」をクリック
02.「ファイルを下のフォルダーに展開する(F)」と表示されるので、「展開(E)」をクリック(Windowsの設定が標準のままであれば「ダウンロード」フォルダーに展開される)
03.下の画面が表示されるので、展開が終わるまでしばらく待つ
04.下の画面が表示され、"volumiox.xxPI"といった名前のファイルができていれば展開完了

解凍したファイルをMicroSDに書き込み
01.ファイルを書き込むMicroSDをカードリーダを使うなどして、PCのUSB端子に接続
02.先ほどインストールした"Win32 Disk Imager"を起動
03.フォルダのアイコンをクリック
04.先ほど解凍して出来たファイルを選択して「開く」をクリック
05.MicroSDカードのドライブを指定
06."Write"をクリックして書き込み
07.書き込みが終了したらMicroSDをPCから取り出す

volumioを起動
01.volumioを書き込んだMicroSDをRaspberry Piのスロットに挿入
02.Raspberry PiにLANケーブルを接続し、LANとつなぐ
03.Raspberry Piの電源を入れる(USBアダプターにUSBケーブルを挿す=>USBケーブルをRaspberry Piに接続=>USBアダプターをコンセントに挿す)

ブラウザーで起動確認
01.Raspberry Piの電源を入れて1分ほどしてから、WindowsPC等のブラウザのアドレスバーに"http://volumio.local"と入力しリターンキーを押す

※Raspberry PiとWindowsPC等は同じネットワークに繋がっている必要があります。
02.以下のような画面(volumioのWebUI)が表示されれば成功
※ここだけPCのOSがWindows 10であることを前提にしています。
※Windows 10でない場合は、iTunesをインストールしないと表示されない可能性があります。
※Raspberry PiとMicroSDの相性が悪く、volumioが起動しないことがあります。その場合はMicroSDを他社製品に交換してください。

volumioの設定
01.右上の"MENU"から"System"をクリック
02.I2S Driver セクションで"Hifiberry"を選択
※LINUXCOMで購入したDACが"Hifiberry"と認識されるため、"Hifiberry"を選択しています。手持ちのDACに応じて選択を変更してください。

03."APPLY"をクリック
04."MENU"から"Turn off"をクリック
05."REBOOT"をクリック
06.1分ほどしてから、ブラウザのアドレスバーに"http://volumio.local"と入力しリターンキーを押す
07."MENU"=>"Playback"をクリック
08."Audio Output"が"sndrpihifiberry" になっていることを確認する

volumioを終了
01.ブラウザに表示されているvolumioのWebUIの右上、"MENU"=>"Turn off"の順でクリック
02."POWER OFF"をクリック
03.Raspberry Piの緑のパイロットランプが点滅していないことを確認してRaspberr Piの電源を切る※volumioの終了は常にこの手順で行うこと

音楽を再生
01.Raspberry Piに楽曲ファイルの入ったUSBインターフェースの外付けHDDを接続する
※楽曲ファイルは、アーティストフォルダ=>アルバムフォルダ=>楽曲ファイルという階層で保存してください。
02.DACのRCA端子とアンプをラインケーブルで接続する
03.Raspberry Piの電源を入れる
04.アンプの電源を入れる
05.1分ほどしてから、ブラウザのアドレスバーに"http://volumio.local"と入力しリターンキーを押す
 
06. volumioのWebUIの"MENU"から"Library"をクリック
07."UPDATE LIBRARY"をクリック
※曲数が多いとライブラリーの更新に時間がかかります。
08."MENU"から"Main"をクリック
09.WebUI左下の"Browse"をクリック
10.左上の"USB"を選択するとHDDのフォルダが表示されるので、曲名が表示されるまでクリックする
11.曲名が表示されたら、画面右に並んだ"三"マークをクリックし、"Add and play"をクリック(アルバムの名称でもOK)
以上でスピーカーから音楽が流れているはずです(^o^)/
LINUXCOMのRBD-02+ HGを使った場合、これだけで音楽を再生することができました。
volumioは以前から気になっていたものの、自分が好きなハードに対応していないので手を出していなかったのですが、いや〜、この簡単さ!素晴らしいです!



volumioをiPhoneアプリ"MPoD"で操作」に続く

このブログの人気の投稿

日本のオーディオメーカー一覧

「ミュージック」アプリでアルバムアートが削除できない

メディアサーバーの Plex, Emby, Jellyfin を試す

増え続ける iTunes のコンピレーションを減らす(Windows)

foobar2000 を UPnP/DLNA Renderer として使う