ラーメン紀行 - 王者ー23

開店が2013年ということで、たぶん開店当初から店の存在には気づいていたのですが、食事時に店の近くにいる機会がまるでなく、今日まで実食の機会がなかったお店。

うまい!その一言。今日まで食べようとしなかった(機会がなかったが)自分を叱りたい、そんな気持ちにさせるうまさ。

今日食べたのは「中華蕎麦 肉入 小 700円」。

徳島ラーメンの作法に従った豚骨醤油のスープ。

うん、濃厚。

スープだけで「食べ物」といえる存在感があります。

豚骨らしい匂いがしっかり残るものの、それが全く嫌な感じがしない。好きです。

スープの灰汁がきれいに取り除かれていて、丁寧な仕事が伺えます。

クリーミーな泡がスープに乗っているのですが、これは何故でしょう。浅学にして理由がわかりません。

面はかなり細くて、徳島では珍しい固茹で。

徳島の中華そばというと、かなり柔らかめに茹でた麺がスタンダードで、それに慣れた自分は、「ちょっと硬いかな?」と最初思ったのですが、細麺なので、すぐにちょうど良い塩梅になりました。

このあたりも麺の特性を把握した気配りが行き届いている感じ。

トッピングの「もやし」も、さっと茹でただけなのですが、少しシャリッとした食感が、濃厚なスープが絡んだ麺の後に食べると、ちょうどよい箸休めになります。

これ以上語る言葉を持たない語彙不足が悲しくなりますが、ほんと美味しかったです。

今日食べた「中華蕎麦」以外のメニューもあるようなので、また機会を作って食べてみたい、そんな気持ちになりました。





後でわかったことですが、大将は藍住の超名店「王王軒」で修行された方のようです。

なるほど、今日のスープは王王軒の面影がありました。それに独自の工夫をプラスアルファした感じですね。

王者ー23
徳島市国府町和田字表17−4
オーダー:中華蕎麦 肉入 小 700円
2018/09/25




このブログの人気の投稿

日本のオーディオメーカー一覧

「ミュージック」アプリでアルバムアートが削除できない

メディアサーバーの Plex, Emby, Jellyfin を試す

増え続ける iTunes のコンピレーションを減らす(Windows)

電力会社と音質