"Raspberry Pi 3" に "MoOde audio player Relese2.5" をインストールしてみる
このページは内容が古くなっています。2016年10月時点における最新の MoOde audio player に対応したページを作りましたので、こちらをご覧ください。
"MoOde audio player" という、"volumio" の兄弟のようなミュージック・プレーヤーの存在を知り、Web UI がかっこよくて使い勝手も良さそうなので、さっそく試してみることにしました。
ところがなんということでしょう、最新バージョンの "Relese2.5" がRPi 3 に対応していないではありませんか(T◇T)・・・・
これは悲しい........諦めきれずに関連のフォーラムの書き込みを漁っていると、diyAudio のこちらのページでデンマークの henrylarsen さんが RPi 3 に対応したディスクイメージを公開しているのを見つけました。("mooderpi3.img" がそれです)
でかした自分。さっそくRPi 3 にインストールしてみました。
下準備として、USB HDD に音楽用のフォルダを作り、その中にアーティストのフォルダを作り、さらにその中にアルバムのフォルダを作り、その中に音楽ファイルを入れておきます。
そして、RPi 3 を有線LAN につなぎ、音楽ファイルを入れたUSB HDD と "USB Audio Class 2.0" に対応した USB DAC を RPi 3 に接続します。
本当は、RPi の場合、USB DAC じゃなくて I2S DAC を使うのが音質面で有利というか、お約束になってるようです。←持ってない(^^;)
あ、DAC はアンプに接続しておいてください。
ディスクイメージを microSD カードに書き込むまでの手順はこちらのページを参考にしてください。全く同じ手順ではないですが、勘所は共通しています。
ディスクイメージを書き込んだ microSD を RPi 3 にセットし電源を入れ、RPi と同じ ネットワーク につながっている PC 等のブラウザのアドレスバーに "http://moode.local/" と入力すると下のような Web UI が表示されます。
画面左のペインには登録済みのインターネットラジオ局が表示されているようです。
試しに、適当にダブルクリックすると、文字が赤く変わり、しばらくすると放送が流れ出しました。(本当は "流れて" いないんですが)
なぜ放送が "流れ" ないかというと、DAC の設定がまだだからです。
遅ればせながら DAC の設定をします。(笑)
まず、画面右上の "三"マーク(以下「メニュー」といいます。)をクリックし、続いて "Configure" をクリックします。
このアルバムアートは表示されません |
"Audio output" をクリックし、"USB audio device" を選択します。
"APPLY" をクリックします。
しばらく待つと設定の変更が反映されます。
これで DAC の設定ができました。
次に、MPD のデータベースを更新します。
メニューをクリックし、続いて "Configure" をクリック。下の画面が表示されるので、"Sources" をクリックします。
"UPDATE MPD DB"をクリックします。
これで、HDD に保存した音楽ファイルがデータベースに登録されました。
以上で、音楽再生の準備は "一応" できたので、以降は再生の手順を書きます。
※以降は、DACがアンプに繋がっているか、アンプの電源が入っているかを確認して捜査してください。
"USB"、"USB2"、"USB3"、"USB4" と表示されるので、順番にクリックしてみます。
今回は、"USB2"をクリックすると、HDD の音楽ファイルを保存したフォルダが表示されました。(画像では iTunes と共用しているので "iTunes 1" というフォルダが表示されています)
ディレクトリを何度かクリックし、階層を降りていくとアーティスト名のディレクトリが表示されました。
アーティスト名をクリックするとアルバム名が、アルバム名をクリックすると曲名が表示されます。
これは、上で説明したようにアーティスト名のフォルダの中にアルバム名のフォルダを作り、その中に音楽ファイルを入れているので、そのフォルダ階層が表示されていることになります。
ここで、アルバム名を表示させ、メニューをクリックし、続けて "Clear/Play" をクリックします。
そして、画面右下の "Playback" をクリック。
すると、左ペインにはアルバムに含まれる楽曲名、右ペインには現在再生中の曲名がアルバムアートとともに表示され、中央では上の円で演奏時間がカウントされているはずです。
ここで、下の円がボリュームなので、マウスで音量を上げてみます。規定値では 20 まで上げられます。これで、アンプに電源が入っていれば音楽が流れるはずです。
先ほどは、"Clear/Play" をクリックしましたが、"Add" をクリックすると "Playback" の曲名リストの続きに曲が追加され、"Play" をクリックすると曲が追加されるとともに直ちに再生されます。
"Clear/Play" は、"Playbacl" の曲名リストを一度クリアして、選択した曲をリストに表示し再生を開始します。
"Update this folder" は、データベースの更新を行っているようです。
画面下中央の "Library" をクリックすると下の画面が表示されます。
ここでアルバムアートをクリックすると、"Add"、"Play"、"Clear/Play"とメニューが表示され、先ほどの説明と同じ操作ができます。
曲名の右に表示された メニューをクリックしても同じ操作ができます。
"GENRES" をクリックするとそのジャンルに含まれる楽曲が、"ARTISTS" をクリックするとそのアーティストの楽曲が表示されます。
なお、規定値ではボリュームを 20 までしか上げられませんが、これを変更するにはまず、メニューをクリックし、 "Customize" をクリック。
"Volume warning limit" を適当な数値に変更します。
これで、変更した数値までボリュームを上げることができるようになります。
※音質を重視するなら、"Configure" => "MPD" => "Volume control" を "Disabled" に設定した方が良いようです。
メモ_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ssh
Host : moode.local
User : root
Pass : moode